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柿・農産物

柿の食べ頃の見分け方|硬い・柔らかい・黒い点は食べられる?

食卓で切った柿を楽しむ女性
硬い・柔らかい・黒い点など、柿の食べ頃の見分け方を紹介

柿を手にしたとき、「まだ硬いけれど食べ頃?」「柔らかくなったら傷んでいる?」「黒い点があるけれど食べられる?」と迷うことがあります。

結論からいうと、柿は硬さや黒い点の有無だけで、食べ頃や食べられる状態かどうかを一律には判断できません。

柿には品種による食感の違いがあり、時間がたつにつれて柔らかくなることもあります。また、黒い点や黒ずみ、傷や割れ、カビなども、それぞれ別の状態として考える必要があります。

まずは、柿の食べ頃を見るときのポイントを確認してみましょう。

おかもと農園では、愛知県豊橋市で次郎柿を栽培しながら、柿の食べ方や保存方法など、柿を楽しむための情報も発信しています。

保存方法や食べ頃など、柿についてもっと知りたい方は、柿に関する記事一覧もあわせてご覧ください。

柿の食べ頃はどう見分ける?

柿の状態を見るときは、まず次のポイントを確認します。

  • 全体の色づき:果実全体がしっかり色づいているか
  • 皮の状態:張りやツヤがあるか
  • ヘタの状態:ヘタが果実に沿っていて、大きなすき間がないか
  • 重さ:持ったときにずっしりと重さを感じるか
  • 硬さ:品種本来の食感も考えて確認する
柿の食べ頃を見る5つのポイントを、色づき・皮・ヘタ・重さ・硬さで示した図

食べ頃を考えるときは、硬さだけで判断しないことがポイントです。

柿は品種によって、もともとの果肉の硬さや食感が異なります。次郎柿のように、硬めでしっかりした歯ごたえが特徴の品種もあります。

そのため、「柔らかくなったら食べ頃」「硬いからまだ未熟」と一律に考えるのではなく、色や皮、ヘタなども合わせて状態を見ていきます。

硬い柿はまだ食べ頃ではない?

硬いからといって、必ずしも未熟とは限りません。

柿は品種によって果肉の硬さや食感が異なります。次郎柿は硬めでしっかりした歯ごたえが特徴の品種です。

硬めの柿が好みであれば、その食感を楽しむこともできます。反対に、もう少し柔らかい食感が好みであれば、保存しながら変化を見ていく方法もあります。

ただし、「硬い柿ならすべて食べられる」という意味ではありません。硬さと、カビや腐敗などの異常は別に確認する必要があります。

▶︎硬い歯ごたえが特徴の次郎柿詳しく見てみる

柔らかい柿は腐っている?

柿が柔らかくなったからといって、それだけで腐っているとは判断できません。

柿は時間の経過とともに柔らかくなることがあります。そのため、柔らかさは食感や熟し方を見る一つの情報であって、腐敗そのものを意味するものではありません。

一方で、カビが生えている、明らかにおかしなにおいがするなど、柔らかさ以外にも異常がある場合は別です。

つまり、「柔らかい」ことと「傷んでいる」ことは、いったん分けて考えるのがポイントです。

柿をできるだけ硬めの状態で楽しみたい場合は、保存方法によって柔らかくなる速度を抑える方法もあります。

▶︎柿の保存方法を詳しく見てみる

黒い点・黒ずみがある柿は食べられる?

黒い点や黒ずみを見つけると、「傷んでいるのでは?」と心配になるかもしれません。

ただし、黒いという見た目だけで、その原因や食べられる状態かどうかを一律に判断することはできません。

果皮の黒い変化には複数の種類がある

柿の果皮にできる黒い点や黒ずみには、複数の状態があります。例えば、果皮に線状・雲形・点状に現れる黒変などがあり、見た目が似ていても同じ現象とは限りません。

そのため、「黒い点がある」「黒ずんでいる」という見た目だけで、原因や食べられる状態かどうかを決めないことが大切です。

品種によっては果肉に黒い斑点が入るものもある

品種によっては、熟すと果肉にゴマ状の黒い斑点が入るものもあります。例えば禅寺丸や西村早生などです。

ただし、これは特定の品種についての特徴です。「柿に黒い点があるから同じ理由」「黒い点があれば食べられる」と、ほかの品種や個々の柿へそのまま当てはめることはできません。

黒い点や黒ずみだけでは判断せず、カビや異臭、明らかな腐敗など、ほかの異常がないかも分けて確認しましょう。

傷や割れがある柿はどう見る?

柿の表面には、傷や割れが見られることがあります。

ここでも大切なのは、傷や割れと、カビや腐敗を同じものとして扱わないことです。

傷や割れの程度は一つひとつ異なります。見た目だけから「この程度なら食べられる」と一律の線を引くことはできません。

傷や割れがある場合も、それだけで判断せず、カビ、異臭、腐敗などの異常がないかを別に確認します。

カビ・異臭・腐敗は食べ頃とは分けて考える

ここまで紹介した硬さや軟化、黒い点、傷などとは別に、カビや明らかな異臭、腐敗がある場合は食品安全の観点で考える必要があります。

カビが生えている場合は食べない

カビが生えている場合は食べないようにします。農林水産省も、カビの生えた食品は食べずに捨てるよう案内しています。

目に見えるカビの部分だけを取り除いても、確認できる部分がなくなっただけの場合があります。そのため、「その部分だけ切ればよい」とは考えず、食べないようにします。

においなどに明らかな異常がある場合も食べない

カビや明らかにおかしなにおいなど、異常を感じる場合は食べないようにします。農林水産省も、そのような食品は食べずに捨てるよう案内しています。

柿を見るときは、硬い・柔らかい、黒い点・傷・割れ、カビ・異臭・腐敗をそれぞれ別の状態として確認することが大切です。

よくある質問

硬い柿は未熟ですか?

硬いという理由だけでは、未熟とは判断できません。

柿は品種によって果肉の硬さが異なります。例えば次郎柿は、もともと硬めでしっかりした歯ごたえが特徴の品種です。品種の特徴と、果実全体の状態を合わせて確認しましょう。

柔らかい柿は食べられますか?

柔らかいというだけでは、食べられるかどうかを一律に判断できません。

柿は時間がたつと柔らかくなることがあります。ただし、カビや異臭、明らかな腐敗などがある場合は食べないようにします。

黒い点がある柿は食べられますか?

黒い点だけでは判断できません。

柿の果皮には複数の黒変や汚損があり、品種によっては果肉にゴマ状の斑点が入るものもあります。そのため、黒い点の有無だけで個々の柿を「食べられる」と断定しないことが大切です。

カビがある部分だけ取れば食べられますか?

おすすめできません。

農林水産省は、目に見えるカビだけを取り除いても十分ではないとして、カビの生えた食品は食べずに捨てるよう案内しています。

まとめ

柿の食べ頃は、硬さだけで決めることはできません。

品種によってもともとの食感が異なり、時間の経過によって柔らかくなることもあります。また、黒い点や黒ずみ、傷や割れも、すべて同じ原因とは限りません。

確認するときは、硬さや軟化、見た目の変化、カビ・異臭・腐敗を分けて考えることがポイントです。

特に、カビや明らかな異臭などがある場合は、食べ頃の問題とは分けて、食べないようにします。

▶︎硬い歯ごたえが特徴の次郎柿詳しく見てみる

▶︎柿の保存方法を詳しく見てみる

参考文献

※参考文献のリンクは新しいタブで開きます。

情報発信元

おかもと農園の生産者・岡本尚子

生産者:岡本尚子。愛知県豊橋市石巻町で、おかもと農園の生産者代表として、エコファーマー認定などを受け、次郎柿やお米、季節の野菜づくりに取り組んでいます。

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ライター:岡本 絢加。生産者の娘として、東京に暮らしながら、地元・愛知にある家業の情報発信を支援しています。