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米粉の使い方|種類・料理・お菓子への活用と注意点

器に盛った米粉と米粒を背景に「米粉の使い方」と書かれた記事の表紙
米粉の種類や、料理・お菓子への使い方を紹介します。

米粉は、お米を粉にした食材です。

団子や白玉、ういろうなど、米粉を主な材料として作られてきた食品があるほか、現在では、パンケーキ、焼き菓子、揚げ物の衣、とろみづけ、パン、麺などにも使われています。

米粉は、薄力粉の代わりに使うだけの食材ではありません。米粉を使うことを前提にした料理やお菓子では、軽い衣、なめらかなとろみ、しっとりした生地など、米粉の特徴を活かした仕上がりを楽しめます。

一方で、薄力粉を使ったレシピの粉を米粉へ置き換える場合は、生地のまとまり方、水分量、ふくらみ、食感などが変わります。同じ分量でそのまま置き換えられるとは限りません。

この記事では、米粉の種類と用途、料理やお菓子への使い方、薄力粉から置き換えるときの注意を紹介します。後半では、おかもと農園の「あいちのかおり米粉」についてもご案内します。

米粉とは

米粉とは、お米を粉にしたものの総称です。

うるち米を原料とする上新粉や、もち米を原料とする白玉粉、もち粉など、昔から使われてきた米粉があります。

近年では、パンや洋菓子、料理に使いやすいよう、従来の上新粉よりも細かく製粉された米粉も広く使われています。

このように、米粉は小麦粉の代用品として新しく生まれたものではありません。日本の食文化の中で長く使われてきた食材であり、製粉技術の進歩によって用途がさらに広がっています。

品種名・米粉の種類・用途表示はどう違う?

米粉を選ぶときに迷いやすいのが、「あいちのかおり」「上新粉」「菓子・料理用」といった言葉の違いです。

「あいちのかおり」はお米の品種名、上新粉は米粉の種類、菓子・料理用は米粉の向いている用途を表します。それぞれ意味が異なるため、分けて考える必要があります。

昔から使われている米粉

種類 主な原料 向いている用途
上新粉 うるち米 団子、柏餅、草餅、ういろう
白玉粉 もち米 白玉団子、求肥
もち粉 もち米 大福、求肥
だんご粉 うるち米・もち米 団子
道明寺粉 もち米 桜餅、おはぎ

上新粉や白玉粉などは、薄力粉を置き換えるための粉ではありません。それぞれの粘り、弾力、歯切れ、粒感を活かし、和菓子などに使われてきました。

パンや洋菓子・料理に使われる米粉

現在、パン、洋菓子、揚げ物の衣、ホワイトソースなどに使われているのは、主にうるち米を細かく製粉した米粉です。

上新粉と同じくうるち米を原料とする商品もありますが、従来の上新粉と同じものではありません。粉の細かさや水分の吸い方などが異なり、パンや洋菓子、料理へ使いやすいように作られています。

用途表示 向いているもの 選ぶときのポイント
菓子・料理用 パンケーキ、焼き菓子、揚げ物の衣、とろみづけ、粉もの 商品に記載された料理例や使用方法を確認する
パン用 米粉パン、ピザ パン用米粉と専用レシピを選ぶ
麺用 米粉麺、パスタ 麺用として案内された商品を選ぶ

菓子・料理用、パン用、麺用は、お米の品種名ではなく、米粉の向いている用途を示す表示です。同じうるち米から作られた米粉でも、商品によって粉の細かさや水分の吸い方が異なります。作りたい料理やお菓子に合った用途表示とレシピを確認しましょう。

「あいちのかおり」はお米の品種名

「あいちのかおり」は、愛知県で育成された主食用のうるち米の品種名です。上新粉や白玉粉のような米粉の種類ではなく、コシヒカリやあきたこまちと同じく、お米の品種を表す名称です。

おかもと農園の商品名は「あいちのかおり」の米粉で、うるち米、愛知県産です。

米粉を料理に使う方法

揚げ物の衣

米粉は、天ぷらやから揚げなどの衣に使えます。

米粉の衣は、薄力粉の衣と比べて、軽く歯切れのよい食感に仕上げやすいことが特徴です。から揚げでは、下味を付けた肉や魚の表面へ米粉を薄くまぶして使えます。

粉を厚く付けすぎると粉っぽさが残る場合があります。余分な粉を落としてから揚げると、衣が重くなりにくくなります。

天ぷらの衣に使う場合は、薄力粉用のレシピと同じ水分量にせず、米粉用のレシピを基準に調整してください。

とろみづけ・ホワイトソース

米粉は、スープ、シチュー、あんかけなどのとろみづけにも使えます。

水や牛乳へ混ぜてから加熱すると、とろみが付きます。薄力粉でホワイトソースを作るときのように、粉を油脂で炒めてルーにする方法だけでなく、液体へ混ぜてから加熱する作り方もあります。

加熱が進むととろみが強くなるため、最初から多く加えず、状態を見ながら少しずつ調整してください。

お好み焼きなどの粉もの

米粉は、お好み焼き、チヂミ、お焼きなどの粉ものにも使えます。

具材、卵、水分との割合によって、生地のまとまりや焼き上がりが変わります。配合によっては、少しもちっとした口当たりに仕上がります。

薄力粉用のレシピから粉だけを置き換えるより、米粉を使うことを前提にしたレシピを選ぶほうが、水分量を判断しやすくなります。

米粉をお菓子に使う方法

パンケーキ

米粉は、パンケーキに使いやすい粉です。

米粉を使うことを前提にした配合では、やわらかく、しっとりした口当たりや、少しもちっとした食感に仕上がる場合があります。

ただし、商品によって水分の吸い方が異なります。牛乳や水を一度に増減せず、生地の状態を見ながら調整しましょう。

クッキー・焼き菓子

米粉は、クッキー、ケーキ、蒸し菓子などにも使えます。

焼き菓子では、薄力粉とは異なるやわらかさ、もろさ、口どけを出せる場合があります。一方で、薄力粉用の配合から粉だけを置き換えると、生地がまとまりにくくなったり、焼き上がりがもろくなったりすることがあります。

米粉を使えば、すべてのお菓子が同じように「もちもち」「サクサク」になるわけではありません。卵、砂糖、油脂、水分、焼き方によって仕上がりが変わるため、米粉用のレシピを選ぶことが大切です。

パンや麺には用途に合う米粉を選ぶ

米粉は、パン、ピザ、麺、パスタなどにも使われています。

ただし、パンでは生地がふくらみ、その形を保つ必要があります。麺では、茹でた後も切れにくく、形や食感を保つ必要があります。

家庭で作る場合は、菓子・料理用の米粉をそのまま流用せず、パン用、麺用として案内されている米粉と専用レシピを選びましょう。

米粉・薄力粉・強力粉・片栗粉の違い

米粉と用途が重なる粉には、薄力粉、強力粉、片栗粉があります。それぞれ得意な料理や仕上がりが異なるため、作りたいものに合わせて使い分けます。

粉の種類 主な原料 得意な用途 選び方の目安
米粉 お米 和菓子、料理、焼き菓子、用途別のパン・麺 用途表示と米粉用レシピを確認する
薄力粉 小麦 ケーキ、クッキー、天ぷら、粉もの お菓子・家庭料理で使いやすい
強力粉 小麦 パン、ピザ、中華麺 弾力が必要な生地に向く
片栗粉 じゃがいものでんぷん とろみづけ、から揚げ とろみや衣に使う

薄力粉はお菓子や家庭料理、強力粉はパンやピザ、片栗粉はとろみづけやから揚げなどに使われます。米粉は、商品と配合を選ぶことで、和菓子、料理、焼き菓子、パン、麺などへ用途を広げられます。

薄力粉から米粉へ置き換えるときの注意

薄力粉と米粉は、いつでも同じ重量で置き換えられるわけではありません。

同じ重量でも、米粉の商品によって水分の吸い方が異なります。薄力粉と同じ分量の水や牛乳を加えると、生地がやわらかくなりすぎたり、反対にまとまりにくくなったりする場合があります。

置き換える場合は、次の順で進めましょう。

  • ・作りたい料理やお菓子に米粉が向いているか確認する
  • ・できるだけ米粉用のレシピを選ぶ
  • ・水分を一度に増減せず、生地を見ながら調整する
  • ・焼きたてだけでなく、冷めた後の食感も確認する

揚げ物の打ち粉や、とろみづけなどは、少量から試しやすい用途です。

一方、クッキー、スポンジ、シフォン、パンなどは、粉だけでなく、卵、水分、油脂、焼き時間なども仕上がりへ影響します。薄力粉用の配合をそのまま使わず、米粉用のレシピを選ぶほうが安定します。

米粉の保存方法

米粉は、高温・多湿・直射日光を避け、袋の口をしっかり閉じて、湿気やほかの食品からのにおい移りを防いで保存します。開封後は、表示されている賞味期限にかかわらず、早めに使い切ります。

おかもと農園の「あいちのかおり米粉」は、商品ラベルに「直射日光を避け、夏季は冷蔵庫内で保存」「開封後はお早めにご使用ください」と記載しています。夏季は袋の口をしっかり閉じて冷蔵庫内に保存し、それ以外の時期も直射日光や湿気を避けて保管してください。

おかもと農園の「あいちのかおり米粉」

おかもと農園のあいちのかおり米粉500gのパッケージと商品ラベル
おかもと農園の「あいちのかおり米粉」500g。

おかもと農園では、「あいちのかおり米粉」という商品名で、料理やお菓子づくりに使える米粉を販売しています。

商品情報
  • 商品名:あいちのかおり米粉
  • 原材料:うるち米(愛知県産)
  • 内容量:500g
  • 用途:料理・お菓子づくり
  • 保存方法:直射日光を避け、夏季は冷蔵庫内で保存
  • 使用上の注意:開封後はお早めにご使用ください

作るものによって、適切な分量や水分量は異なります。薄力粉と同じ分量で一律に置き換えず、使用する米粉用レシピに合わせてお使いください。

あいちのかおり米粉をオンラインショップで見る

よくある質問

米粉は薄力粉の代わりに使うものですか?

薄力粉の代わりとして使う方法もありますが、それだけではありません。団子、白玉、ういろうなど、もともと米粉を主材料として作る食品があります。現在では、米粉用の配合でパンケーキ、焼き菓子、パン、麺なども作られています。

米粉と薄力粉は同じ分量で使えますか?

作るものや、使用する米粉によって異なります。薄力粉と同じ分量へ置き換えると、水分量や仕上がりが変わる場合があるため、米粉用のレシピを使うのが基本です。

上新粉と菓子・料理用米粉は同じものですか?

どちらもうるち米を原料とする商品がありますが、同じものとは限りません。従来の上新粉は団子や和菓子などに使われ、パンや洋菓子、料理向けの米粉は、より細かく製粉されているものがあります。商品に記載された用途を確認してください。

米粉と片栗粉はどう使い分けますか?

片栗粉は、とろみづけやから揚げの衣などに使われます。米粉もとろみや衣に使えますが、パンケーキ、焼き菓子、粉ものなど、より幅広い料理やお菓子に使えます。作りたいものと希望する仕上がりに合わせて選びましょう。

菓子・料理用米粉でパンを作れますか?

商品によって異なります。基本的には、パン用として案内されている米粉と、米粉パン用のレシピを選ぶほうが仕上がりが安定します。

あいちのかおり米粉はどこで購入できますか?

おかもと農園のオンラインショップで販売しています。最新の価格、在庫、送料、販売状況は商品ページでご確認ください。 ▶︎詳しくはこちら

参考文献

※参考文献のリンクは新しいタブで開きます。

情報発信元

おかもと農園の生産者・岡本尚子

生産者:岡本尚子。愛知県豊橋市石巻町で、おかもと農園の生産者代表として、エコファーマー認定などを受け、次郎柿やお米、季節の野菜づくりに取り組んでいます。

▶︎Instagramで農園の様子を見る

ライター:岡本 絢加。生産者の娘として、東京に暮らしながら、地元・愛知にある家業の情報発信を支援しています。